「集団マネジメントとリーダーシップ」
- 対人関係スキルアップ -
熊本大学名誉教授・教職大学院シニア教授
- 今回、自分の職場での目標・実践する課題を立て、職場の方から評価をしていただきました。課題を念頭において日々取り組んでいくなかで、思うようにいかないところもあり、少々難しさを感じながら実践してきました。しかし、ほとんどの方に高評価をしていただき、思ってもいない評価だったので、正直驚きと嬉しさがあった反面、指摘してほしい思いもありました。とはいえ、人から評価をされるのは少々ドキドキするところもありましたが、今後の気づきともなります。自分を知る上で周囲からどのように思われているのか、自分の思いはきちんと伝わっているかなどの結果を少しでも知れて、よかったと思いました。
- 今回のマネジメント研修では、対人関係スキルとリーダーシップ。リーダーシップと職場の改善、職場改善の改革の創続について、私に今何ができ、何を求められているのかを改めて学ぶことができました。まず自分を知らせ、相手を知り、また自分を知ること。他人に映る自分の姿を言葉に出して言ってもらうことで、自分の新発見、振り返りができました。その中で、小さいことをほめるからこそ認めてもらっている感があり、リーダーは、コメント力や質問力が大切だということを学びました。充実した時間をありがとうございました。
- 今回の研修で「人間は1人でも自分を理解(支持)してくれる人がいれば強くなれる(頑張れる)」といった言葉が印象に残った。こども園という組織の中で働く今、困ったり悩んだりしている仲間はいないか、また、それに気づくことが出来ているか、自分の役割とは何かと様々なことを考える機会となった。最後の研修で立てた1、相手の思いや考えを受け止め、悩みや相談をしっかり聞くこと 2、仲間のいいとこをみつけて褒め、それを言葉にして伝えていくこと 3、自分にできること、求められていることを考え楽しい職場作りを心掛けること、の3つの目標を常に意識し、自分自身も楽しく過ごしていきたいと思う。
- 集団力学という言葉をこの研修で初めて聞きましたが、これまで私自身が所属してきた学校や職場などの組織のなかでも、特に意識されることはなくても確かにその集団のもつ雰囲気というものはあり、私自身、学習意欲や規範意識がそれによって形作られたり、左右されていたかもしれないと思います。この集団の力を良いほうに活かせるように「集団との関わりを通して人間を理解する」という視点は、とても興味深いものでした。吉田先生の“座席の法則”や“着替えの法則”、“お土産の法則”はユーモアたっぷりで楽しく拝聴しましたが、どれも確かに納得するものばかりでした。目の前の事実を①注意深くしっかり観る②自分に不都合なことも冷静に受け止める③その発生原因を可能な限り客観的に追及する④分析した結果を実践に移すというプロセスを実践していき、先生のように真理をついた法則を見つけることはすぐにはできないかもしれませんが、感情的にならず、好奇心をもって様々なことを質問していく力、そして即実践していくというフットワークの軽さは身につけていきたいです。
- 「人生を動かす歯車」3K「言葉、行動、心」については「三位一体」であり、どこから動かしても3つは回り、回していないと錆びるということ。「信頼できる人や集団と関わる」「自然や生き物と関わる」「様々な文化と関わる」ことが潤滑油として必要になることも印象深かったです。リーダーの役割として歯車の中心になったり、全体の歯車がまわることの手助けになることが今の自分の重要な立場であると、大きな課題であると受け取りました。
リーダーの役割は組織の歯車を回すこと。それにはまず自分の歯車を回すことが大切である。常に目標を設定し、行動する。それをふり返る。リーダーとしての在り方だけでなく、対人関係における考え方について、分かりやすくユーモアをまじえてご講義いただきました。参加者も自分自身や日常をふり返ることが出来、充実した研修となりました。
(文責:小嶋 建輝)