『子どもの発達をとらえ直す』 - よりよき子育て支援をめざして -
山 田 眞理子 氏
子どもと保育研究所・ぷろほ所長、九州大谷短期大学 名誉教授
- 日にち:
- 6月30日(月)
- 時間:
- 午前10時~午後4時
- 参加人数:
- 38名
- 「0~1歳児の発達」
- ほとんどの記憶にない乳児期だからこそ、身体の反応として蓄積される基本的信頼感。それを支える保育とは。
- 日にち:
- 7月28日(月)
- 時間:
- 午前10時~午後4時
- 参加人数:
- 38名
- 「2~3歳児の発達」
- 自我の芽生え、自己主張、想像力・・めざましい発達を遂げる幼児期に関わる保育者としての専門性は。
- 日にち:
- 9月 4日(木)
- 時間:
- 午前10時~午後4時
- 参加人数:
- 38名
- 「発達のもつれについて」
- 発達には様々なもつれが生じる。もつれを抱えていた子どものつらさに寄り添う感性をもった保育者が、子どもの側にいてくれたら・・。
- 日にち:
- 10月27日(月)
- 時間:
- 午前10時~午後4時
- 参加人数:
- 38名
- 「発達の把握について」
- 子どもの発達をとらえる様々な発達検査と言語発達を促す遊びを日常の保育に活かすスモールステップを学ぶ。
- 日にち:
- 12月 1日(月)
- 時間:
- 午前10時~午後4時
- 参加人数:
- 38名
- 「保育所保育指針について」
- 保育所保育指針は一つ一つの文章が保育を見直すヒントの宝庫。
熊本県民交流館 パレア
子育て支援を行うものに求められる資質の中でも、子どもの発達を理解する能力は大きな比重を占める。今まで保育者個人が保育経験での多くの子どもとの出会いによって、主観的な視点でとらえてきた子どもたちの発達をさらに深め、より適切な援助技術を習得することを目的とする。
尚、参加人数を40名までとし、研修参加に伴い、事前レポートを提出することで研修の充実を図る。
大変良かった 32名 ・良かった 3名 ・アンケート提出なし2名
前年度同様に山田先生にお願いしたが、新たな視点での研修となった。
保護者・保育者を困らせる子どもに出会った時、どうして?何で?と悩むこともあるが、子どもの気持ちに寄り添い、その背景にあるもの、心の声に気付いて上げることの大切さを学ぶとともに、子ども・保護者を見る目に力を与えてもらった。
毎回の事前レポートは、回を重ねるごとに参加者の研修に対する意識の高まりを感じた。山田先生は一人ひとりのレポートに丁寧に目を通してくださり、適切なアドバイスを与えてくださった。子どもを取り巻く社会環境の変化に対して、「子どもの成長・発達」に丁寧なかかわりが必要となっていることを強調された。
子育て支援を行う上で「子どもの育ち」は大切な視点であり、保育士の専門性の柱でもある。これからも子どもへの理解を深め、より適切な援助技術を習得できるよう、研修を続けていく。
(文責:宇佐美 純代)