時 | 平成19年5月23日(於:長嶺プレイパーク) | |
午前の部 | 10:00 | ○開講式 ・あいさつ ・わらべうたゲーム ・長峰プレイパークについて |
11:45 | ○昼食(テーマ:まるごといただき!) | |
午後の部 | 13:00 | ワークショップ ■オリエンテーション:話題提供(子育てネット、浜崎先生) ■ステップ1:ワークショップについて(佐伯) ■ステップ2:「こんなことを学びたい」でお隣さん紹介 ■ステップ3:プレイパークの感想!? ■ステップ4:「地域子育て」の可能性 ■ステップ5:「地域子育て」を進めるために! |
15:00 | ■ステップ6:各班発表 | |
15:30 | ■ステップ7:全体での意見交換 | |
16:00 | ワークショップ終了 |
第1回 子育てネット 地域子育て支援コ−ディネ−ター養成講座 基礎コース テーマ「地域で子育て?」 午前 現地学習「長嶺プレイパーク」から感じること 10:00 開講式では御多忙の中、熊本県少子化対策課・矢田貝課長にお越しを頂きました。「子育てするなら熊本で」という県としての子育て支援に対する熱い思いを載せて、「受講者の皆様の今後の地域での活躍を、熊本県としても期待しています」と研修者に向けて激励とご挨拶を頂きました。 スタッフ紹介はあっさりと終わらせ、早速「わらべうたゲーム」が始まりました。今年度も玉名・敬愛保育園の森川 聡美先生が、研修者の皆さんに「わらべうた」をゲームで楽しく教えてくれました。「お茶を飲みにきてください」「たけのこめをだした」「大根きって」「こんこんさん」「うらのだんだら畑」。それぞれがわらべうた独特の優しいリズムに包まれて、ゲームが進んでいきました。 緑豊かな柔らかな風景の中、わらべうたが長く続く理由が分かるような気がしました。 10:45〜 いよいよ始まりました、基礎コース。 最初の現地学習地であります、「長嶺プレイパーク」。ここを支えている地元のメンバーの皆さんより、お忙しい中お越しを頂き研修者に向けて、それぞれの想いを語って頂きました。 まず長嶺プレイパークの実質的創始者であり「長嶺校区の町作り会」会長の藤木さんより、司会進行も含めてお話を頂きました。 研修者がプレイパーク訪問は初めて、ということもあり、藤木さんはまずはここの成り立ちからお話下さいました(詳しくは昨年度事業報告を参照)。以下は私のココロに残った一言です。 「子どもの為の施設だが、大人も楽しめる施設にしたい」(藤木さん) 「嬉しい事は、ここで育つ子どもが、大きくなってもやってくる。挨拶をしてくる。それが一番嬉しい事」(井上・自治会長) 「作って食べる事が私は一番好き。ここに来て、子ども達と一緒に作っている」(山崎・食育推進協議会会長) 「地域の子ども達が気になる。小さい時からこういう環境で育つことが大事と考えている。家庭が出来なければ、地域で…と思っている」(日渡・保護司) 「地域ぐるみで子どもを見てもらっている。私も子どももここが『ふるさと』だと思っている」(松永さん・お子様がプレイパーク第1期生)。 その他に、印象に残った言葉は以下の通り。 ・ 正直、会を続けていく事のほうが難しい。役割分担はない。行当りばったり。その方が会が長く続くような気がする。 ・ 正月どんどやは大々的にする。結構人は集まる。 ・ 役割を作ると縄張りを作ってしまう。 ・ 子どもも大人も楽しむから長続きするのではないか。 個人的に興味深かったのは、保護司の日渡さんの言葉でしょうか。「保護司の立場からプレイパークを見ると?」という質問を向けると、「予防」という側面を語られました。 「小さい時にこういう場で関わっていると、例え何か問題があった時に知っている子なら話がしやすい。家に行っても玄関口で終わらない。何も関係がなければ、(知らない子どもだと)普段でも特に問題がなくても声がかけづらい。ここに関わると、(大きくなっても)子どもに声をかけやすい。いつでも見守っている、という関係が子どもの時から築けやすい」(要旨)。 青少年の問題、そして「教育格差」とも思えるような中、学校に行っている子ども達の現状を考えると、これからはこういった課題が出てくるのではないか、と思いました。 これからの青少年の問題を考える時、この「地域予防」という側面は、子ども達の将来を考える上でもこれからは大事な側面ではないか、と感じました。 本日のランチ テーマ:「丸ごと食べよう」 〜皮も丸ごと、残菜なし、栄養も丸ごと。おいしいところも丸ごと〜 メニュー 鯛の塩釜 キャベツ・ジャガイモ・坊ちゃんかぼちゃ・玉ねぎ・たけのこ・そら豆 玉ねぎの丸ごとスープ 13:00〜 グランメッセ 大会議室 話題提供 浜崎先生 内省をする力が必要になってくる。例えば長嶺プレイパーク、「あそこで経験した事は一体なんだったのか?」。これ等を言語化しないと、整理はできない。 今年から制度が変わり「拠点性」が出ているが、例えば長嶺プレイパークは「地域」という拠点性だろう。 支援にしても「子ども」「家族(親)」「地域」の3つがあるが、保育士の専門性の中に「親」「地域」への支援という蓄積がない。拠点とは中核であるべきであるが、では「拠点とはナンだ?」という答えに対する課題は当然あると思う。 私のイメージする「地域」が今日は一杯あった。「共同作業」。「協飲協食」。「役割分担を決めない」。本来のムラ社会のシステムではなかったか。「家族で出来ないところを地域で補う」、という発言もあった。「よその子もウチの子も一緒ですたい」という発言もそうだ。地域を子どもに限定してしまいがちだが、大人も老人も全てがいるのが「地域」だ。 このことを(自分で)「考えて」いくことで、実りある研修になるのではないか。 13:20〜 ワークショップ開始 15:00〜 各班発表 1班「どんぐり」 地域子育てを進めるために ・ 信頼関係 ・ 支援センターの催しに地域の方を誘う ・ 自分の地域を知る ・ 地域の人材を知る ・ 出前保育、年齢別の広場、情報誌配布、園行事への参加の呼びかけ →親自身が自発的に活動できるよう 5班「ヘビいちご」 感想:自由に楽しんでいる。肩肘張らずに無理せずに。人材の豊富さ、地域を愛する熱意 子ども達もそれを見て育っていくのかなあ。 地域子育てを進めるために ・ 大人達の人間関係がないと子ども達も育っていかないのではないか。 ・ 地域を愛している、という人を捜す。人材育成も大切ではないか。 ・ 地域を一杯知るということ。他の場所を知る、ということ。 ・ いつでもいける場所があるということ。 4班「でこぽん」 感想:地域子育ての可能性。(地域人材を引っ張り出すような)藤木さんのような人がいればいいな。プレイパークのような環境があったらいいな。 地域子育てを進めるために ・ そういう場所を探す。 ・ 自分達に出来る事を考える。 ・ 自ら老人会等に参加して、自らネットワークを図れるような人間関係を考えていきたい。 3班「梅ノ木」 感想: 地域子育てを進めるために ・ さまざまな人と出会える環境を作る。 ・ 今ある地域行事に参加する。今ある会に参加する。 ・ 挨拶をする。 ・ ボランティア精神溢れる人を。 2班「おおばこ」 感想:自然の中で遊べるのは素晴らしい。そしてあそこにいた大人が素敵だった。 地域子育てを進めるために ・ 地域の人材を生かして進めていく。 ・ 近所の中で日常的に。 ・ お母さんも、子どもも、職員もみんなで楽しむ企画があればいい。例えば「浴衣教室」でお母さんが楽しめれば次は子どもに。 ・ 地域の施設を活用していく。 ・ 地域の社会資源を生かしていく。社共とタイアップしてイベントを行う。 佐伯さんより センターが背負い込むのではなく、地域に出かけていってセンターなりの役割を果たしていけばいいのではないか。そこに地域子育ての可能性があるのではないか。つながってないところをつなげていけばいいのではないか。 浜崎先生より 〜本日のまとめ プレイパークの中に「地域」の可能性が多々あると思う。プレイパークと地域がどうつながるのか?これを考えるのが一つ。 中国・ニュージーランド・イタリアの子育て支援を保育学会で聞いてきた。イタリアの保育者養成では、内省の時間が1日1時間保証されている。(保育者が)多様な人間を受け入れる、(保育者の)幅を広げる、ということが大事にされている。 「人間の幅」、これが結局は基本になってくるのではないか。 保育者としては「子ども」の支援をベースとしなければならないが…、保育者とコーディネーターの資質は少し違うと思う。家庭に出かける、ということはあまりないと思うが、子どもを支援する為には、家庭を知るという事も大事になってくる。 「地域」と「家庭」の関係性はあると思う。そして地域に行く時は「保育者」というより、対等な「地域住民」として入っていくほうがいいと思う。 保育者は家庭を知ることにより、隣近所の人を知るきっかけになる。子育てには当然その子にとって子親しい他人が必要になってくる。その(隣近所の)人が「(小さな)地域」となってくる。家庭を支援するということは、地域支援となってくるはずである。 「保育者」を脱いで、「一住民」として入っていく人には、本当のことを言ってくるのではないか。「立場を捨てて」いくことが大事になってくるのではないか。 人間の幅も含めて、そういうことが出来る人が相応しいのではないか、と思っている。一個人の名前で接する事が大事ではないか。 そういう点を含めて「考える」事が、「人間の幅」を広げる事につながるのではないか。 (文責:子育てネット運営委員橘 孝昭) |
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